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ある日、息子が子犬を拾ってきました。犬を飼うのはダメですと叱ったんですが、大事そうに抱きかかえて泣き出しまいました。自分が面倒見ますのでお願いします、と訴えるのてす。しばらく押し問答が続きましたが、息子の熱心な情熱に押されて子犬を飼うことに成りました。
子犬の名前は「コロ」と名づけられ(命名者は拾ってきた本人)ました。コロは家族皆に可愛がられてすくすくと育って行きました。帰宅するときにコロが見えないと寂しい気持ちになりました。
ちなみにコロは野良犬です。私たちが住んでいる家は一軒家でしたので、誰にも迷惑をかけずに飼う事ができました。
少しずつ成長して、道路に飛び出して遊んだりしていましたが、ある日交通事故に遭い前足を一本骨折しキャンキャン泣きながら帰ってきました。主はいまでも泣きださんばかりに必死に看病しているんです、こいつはほんとにコロが好きなんだなあと思いました。翌日獣医さんに見てもらい元気を取り戻しました。
コロは子犬の頃から車に乗せたりしていましたので、いつのまにか車のエンジンの音を覚えて、駐車場まで向かえるようになりました。ちなみに駐車場は2軒先にあります。コロは聴覚か臭覚かは分かりませんが、私が夜中の十時だろうが十二時であろうが駐車場につき、エンジンを止める前には運転席側に、座って待っているんです。 放し飼いですのでコロが待っていてくれないときは、寂しい思いがしました。
そんなコロとの心温まる暮らしが続いておりました。しかしコロとの悲しい別れが待っていました。家主からの通告により三ヵ月後に引越しをしなければならなくなりました。家を取り壊して新築するためです。
引越し先がアパートのため「コロ」を一緒につれていけません、主も何とかならないかとせがんできたが、話し合いの結果保健所に連絡することになりました。「コロ」は一度も裏切った事はなかったのに、私たち家族は最初で最後の裏切りになってしまいました。コロごめんなさい、そしていろいろな思い出を有難う。
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